【2024年最新】住宅ローンの固定金利と変動金利はどっちがお得?プロが徹底比較で後悔しない選び方を解説

住宅ローンの金利タイプ選びは、総返済額が数百万円以上変わることもある、まさに人生を左右する重要な決断です。「固定金利と変動金利、結局どっちがお得なの?」「金利が上がったらどうしよう…」と、多くの方が悩みを抱えています。この記事では、住宅ローンのプロが固定金利と変動金利の仕組みやメリット・デメリットを徹底比較し、具体的なシミュレーションを用いてどちらがお得になるかを分かりやすく解説します。結論として、どちらか一方が絶対的に有利ということはなく、あなたのライフプランや金利上昇リスクへの許容度によって最適な選択は異なります。本記事を最後まで読めば、2024年最新の金利動向を踏まえ、あなた自身が納得できる後悔しない金利タイプを見つけるための判断基準が明確にわかります。

目次

住宅ローンの金利タイプ選びは人生を左右する大きな決断

マイホームの購入は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物です。そして、その成否を大きく左右するのが「住宅ローン」の選択に他なりません。特に、毎月の返済額や総返- 済額に直接影響する「金利タイプ」の選択は、その後の数十年にわたる家計、ひいてはライフプラン全体に関わる非常に重要な決断です。

現在、住宅ローンの金利タイプは主に「固定金利」と「変動金利」に大別されます。それぞれに異なる特徴があり、どちらが一方的に優れているというものではありません。あなたのライフプランやお金に対する価値観によって、最適な選択は変わってきます。

固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきか悩んでいませんか

住宅ローンを検討し始めると、ほとんどの方がこの「固定金利か、変動金利か」という問題に直面します。「金利が低い変動金利は魅力的だけど、将来金利が上がったら返済額が増えて大変そう…」「全期間金利が変わらない固定金利は安心だけど、変動金利に比べて金利が高く、総返済額で損をしてしまうかもしれない…」といったように、多くの方が頭を悩ませています。

実際に、住宅金融支援機構の調査によると、住宅ローン利用者の多くが変動金利型を選択していますが、一方で将来の金利上昇への不安から固定金利に関心を寄せる人も増えています。 このように多くの方が悩むのは、将来の経済動向や金利の動きを正確に予測することが誰にもできないからです。

まずは、それぞれの金利タイプが持つ一般的なイメージを整理してみましょう。

金利タイプ メリット(一般的なイメージ) デメリット(一般的なイメージ)
固定金利 返済額が変わらないため、将来の計画が立てやすい安心感がある。 変動金利に比べて当初の金利が高めに設定されている。
変動金利 固定金利よりも当初の金利が低く、毎月の返済額を抑えられる。 将来、金利が上昇し、返済額が増えるリスクがある。

この記事を読めばあなたに最適な金利タイプがわかります

金利タイプの選択に「絶対の正解」はありません。しかし、それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、ご自身の状況と照らし合わせることで、あなたにとって「最適な解」を見つけることは十分に可能です。

この記事では、住宅ローンの専門家が、固定金利と変動金利の基本的な仕組みから、最新の金利動向、そして後悔しないための選び方のステップまで、徹底的に解説します。具体的なシミュレーションを交えながら、どちらの金利タイプがどのような方におすすめなのかを明らかにしていきます。

この記事を最後までお読みいただくことで、漠然とした不安が解消され、自信を持ってご自身のライフプランに合った金利タイプを選択できるようになるでしょう。人生の大きな決断を成功させるために、まずは基本から一緒に学んでいきましょう。

まずは基本から 住宅ローンの固定金利と変動金利とは

住宅ローンを選ぶ際に、誰もが最初に悩むのが金利タイプです。金利タイプは大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、どちらを選ぶかによって将来の返済額やライフプランが大きく変わる可能性があります。まずは、それぞれの金利タイプが持つ基本的な特徴を正しく理解し、ご自身の考え方に合った選択ができるよう準備しましょう。

毎月の返済額が変わらない安心感 固定金利の特徴

固定金利とは、その名の通り、借入時の金利が返済期間中ずっと変わらないタイプの住宅ローンです。最大のメリットは、将来市場金利がどれだけ上昇しても毎月の返済額が変わらない安心感にあります。資金計画やライフプランが立てやすいため、教育費など将来の出費が決まっている方や、金利の変動を気にせず安定した返済を続けたい方に向いています。固定金利には、主に2つのタイプが存在します。

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、住宅ローンの借入時から完済までの全期間にわたって、金利が一切変わらないタイプです。代表的なものに住宅金融支援機構が提供する【フラット35】があります。市場金利が上昇する局面でも返済額は変わらないため、安心して返済計画を立てられますが、一般的に変動金利型よりも当初の金利が高めに設定される傾向があります。

固定金利期間選択型

固定金利期間選択型は、契約時に定めた期間(例えば3年、5年、10年など)だけ金利が固定されるタイプです。固定期間中は返済額が一定ですが、期間が終了するとその時点の金利で見直され、変動金利に移行するか、再度固定金利を選択するかを選ぶことになります。金利が見直される際には、金利が上昇していれば返済額も増加するリスクがあります。全期間固定金利型に比べて、当初の金利が低く設定されていることが多いのが特徴です。

金利の低さが魅力 変動金利の特徴

変動金利とは、経済情勢の変化に応じて定期的に金利が見直されるタイプの住宅ローンです。一般的に、固定金利よりも当初の金利が低く設定されているため、借入当初の毎月の返済額を抑えられる点が最大の魅力です。ただし、将来金利が上昇した場合には返済額が増加するリスクを伴います。

半年ごとに金利が見直される仕組み

変動金利は、銀行が優良企業に短期で貸し出す際の金利である「短期プライムレート」に連動するのが一般的です。多くの金融機関では、この短期プライムレートを基準に年2回(通常は4月1日と10月1日)、適用金利の見直しが行われます。ただし、金利が見直されても、すぐに毎月の返済額が変わるわけではありません。多くの銀行では、返済額の急激な変動から利用者を保護するためのルールが設けられています。

5年ルールと125%ルールとは

変動金利の多くには、返済額の急変を緩和するための「5年ルール」と「125%ルール」という仕組みがあります。

ルール 内容
5年ルール 金利が半年ごとに見直されても、毎月の返済額は5年間一定に保たれるというルールです。
125%ルール 5年後に返済額が見直される際に、新しい返済額はそれまでの返済額の1.25倍(125%)を上限とするルールです。

これらのルールにより、金利が急上昇しても返済額がすぐに、そして無制限に増えることはありません。しかし注意点として、金利が大幅に上昇した局面では、毎月の返済額に占める利息の割合が増え、元金の減りが遅くなる可能性があります。最悪の場合、毎月の返済額が利息額を下回り、元金が全く減らないどころか支払いきれなかった利息が積み重なる「未払利息」が発生するリスクもゼロではありません。なお、一部のネット銀行などではこれらのルールを設けていない場合もあるため、契約前に必ず確認が必要です。

【徹底比較】住宅ローンの固定金利と変動金利どっちを選ぶ?

住宅ローンの金利タイプ選びは、総返済額に数百万円もの差を生む可能性がある重要な選択です。しかし、固定金利と変動金利のどちらが自分に合っているのか、多くの方が悩むポイントでしょう。この章では、両者のメリット・デメリットを多角的に比較し、シミュレーションを通じてどちらがお得になるのかを具体的に解説します。あなたのライフプランや価値観に最適な選択ができるよう、わかりやすく紐解いていきましょう。

メリットとデメリットで比較する固定金利と変動金利

まずは、固定金利と変動金利の基本的な違いをメリット・デメリットの観点から整理します。それぞれの特徴を正しく理解することが、後悔しない選択への第一歩です。

固定金利のメリットとデメリット

全期間固定金利型は、その名の通り借入時から完済まで金利が変わらないため、返済計画が立てやすいのが最大の魅力です。 市場金利が将来上昇しても、毎月の返済額は変わらない安心感があります。 一方で、変動金利に比べて金利が高めに設定されており、市場金利が低下してもその恩恵を受けられない点がデメリットと言えます。

メリット デメリット
返済額が完済まで一定で、家計管理やライフプランが立てやすい 変動金利よりも金利が高めに設定されていることが多い
将来の金利上昇リスクを心配する必要がない 市場金利が低下しても返済額は変わらず、低金利の恩恵を受けられない
金利の動向を常に気にする精神的な負担がない 金利が上昇しなかった場合、変動金利より総返済額が多くなる可能性がある

変動金利のメリットとデメリット

変動金利の最大のメリットは、固定金利よりも当初の金利が低く設定されている点です。 これにより、当初の毎月の返済額を抑えることができます。しかし、半年に一度金利が見直されるため、将来的に市場金利が上昇すると返済額が増加するリスクを伴います。 多くの金融機関では、返済額の急激な変動を避けるため、5年間は返済額を固定する「5年ルール」や、見直し後の返済額を 이전の1.25倍までとする「125%ルール」が設けられています。

メリット デメリット
固定金利に比べて当初の金利が低い 将来、市場金利が上昇すると返済額が増える可能性がある
低金利が続けば、総返済額を抑えられる可能性がある 金利が上昇した場合、総返済額が固定金利を上回る可能性がある
市場金利が低下すれば、返済額も減少する 金利の変動を常に意識しておく必要がある

結局どっちがお得?総返済額で比較シミュレーション

では、実際に総返済額はどのくらい変わるのでしょうか。ここでは、借入額3,500万円、返済期間35年、元利均等返済という条件で、金利の変動パターン別にシミュレーションしてみましょう。

ケース1 金利が上昇しなかった場合

借入時の金利が最後まで変わらなかった場合、当初の金利が低い変動金利の方が総返済額は少なくなります。

当初金利が低い変動金利は、低金利が続く限り大きなメリットを享受できます。

金利タイプ 適用金利 毎月の返済額 総返済額
変動金利 0.5% 約90,856円 約3,816万円
固定金利 1.5% 約107,635円 約4,521万円

※上記はあくまで簡易的なシミュレーションであり、実際の返済額とは異なります。

ケース2 金利が上昇した場合

次に、変動金利が10年後に1.0%、20年後にさらに1.0%上昇し、合計2.0%上昇したケースを考えます。

金利上昇局面では、当初は返済額を抑えられていた変動金利が、最終的に固定金利の総返済額を上回る可能性があります。金利の上昇幅によっては、その差はさらに大きくなります。

金利タイプ 金利の推移 総返済額(概算)
変動金利 当初0.5% → 10年後1.5% → 20年後2.5% 約4,650万円
固定金利 全期間1.5% 約4,521万円

※上記はあくまで簡易的なシミュレーションであり、実際の返済額とは異なります。

こんな人におすすめ 固定金利と変動金利の選び方

シミュレーションの結果を踏まえ、どのような人がどちらの金利タイプに向いているのか、具体的な特徴をまとめました。

固定金利がおすすめな人の特徴

将来の返済額を確定させ、計画的に家計を管理したい安定志向の方に最適です。

  • 今後、子どもの教育費など支出が増える予定がある人
  • 金利の変動を気にせず、安心して返済を続けたい人
  • 収入の変動が少ない、または今後の収入アップがあまり見込めない人
  • 返済期間が30年以上の長期にわたる人

変動金利がおすすめな人の特徴

低金利のメリットを最大限に活かしつつ、金利上昇リスクにも対応できる方に適しています。

  • 共働きなどで収入に余裕があり、金利が上昇しても繰り上げ返済などで対応できる人
  • 返済期間が短い、または早期の完済を計画している人
  • 金利動向を定期的にチェックし、必要に応じて借り換えなどを検討できる人
  • 手元に自己資金が十分にあり、いざという時に備えられる人

【2025年最新】住宅ローンの金利動向と今後の見通し

住宅ローンの金利は、私たちの生活に大きな影響を与える重要な要素です。特に2024年は、日本銀行(日銀)が長年続けてきた金融政策を大きく転換した歴史的な年となりました。ここでは、最新の金利動向と今後の見通しについて、専門的な視点から分かりやすく解説します。

変動金利の基準となる短期プライムレートの動向

変動金利の基準となる「短期プライムレート」は、2009年以降、非常に安定した低い水準で推移してきました。これは、日銀のマイナス金利政策に代表される金融緩和策が背景にあります。 多くの金融機関では、この短期プライムレートに連動して住宅ローンの変動金利を決定しています。

2024年3月に日銀がマイナス金利政策の解除を決定し、その後7月と2025年1月に追加利上げを行ったことで、政策金利は段階的に引き上げられました。 これを受け、一部の金融機関では短期プライムレートを引き上げる動きが見られますが、多くの銀行ではまだ据え置きが中心です。 これは、銀行間の顧客獲得競争が激しいことや、急激な金利上昇が家計に与える影響を考慮しているためと考えられます。しかし、今後日銀が追加の利上げを行えば、変動金利も本格的な上昇局面に入る可能性があります。

固定金利の基準となる長期金利(新発10年国債利回り)の動向

一方、固定金利の指標となるのが「長期金利」、具体的には「新発10年国債利回り」です。 この長期金利は、日銀の政策だけでなく、国内外の経済情勢や投資家の動向など、様々な要因で日々変動します。

日銀が2024年3月に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を撤廃したことを受け、長期金利は上昇傾向にあります。 これに連動して、【フラット35】をはじめとする住宅ローンの固定金利はすでに上昇しており、一部の金融機関では前月比で金利を引き上げる動きが続いています。 今後も、国内外の経済動向や金融市場の状況次第では、長期金利はさらに上昇する可能性があり、固定金利もその影響を受けると予測されます。

日銀の金融政策は住宅ローン金利にどう影響するのか

2024年から2025年にかけての日銀の金融政策の変更は、住宅ローン金利の「潮目」を変える大きな出来事でした。今後の金利動向を予測する上で、日銀の動きは最も重要な要素となります。具体的にどのような影響があるのか、下の表で整理してみましょう。

日銀の主な金融政策変更(2024年〜) 変動金利への影響 固定金利への影響
マイナス金利政策の解除(2024年3月) 直接的な影響は限定的だが、将来の金利上昇への地ならしとなる。 市場が将来の利上げを織り込み、長期金利が上昇する一因となった。
長短金利操作(YCC)の撤廃(2024年3月) 直接的な影響は小さい。 長期金利の上昇圧力となり、固定金利が実際に上昇する大きな要因となった。
追加利上げ(2024年7月、2025年1月など) 短期プライムレートの上昇圧力となり、変動金利が上昇する直接的な要因となる。 さらなる金融引き締め観測から、長期金利が一段と上昇する可能性がある。

このように、日銀の金融政策は変動金利・固定金利の両方に大きな影響を与えます。専門家の間では、日銀は今後も経済・物価情勢を慎重に見極めながら、緩やかなペースで利上げを進めるという見方が多いようです。 住宅ローンを選ぶ際には、こうしたマクロな経済の動きにも目を配り、ご自身のライフプランに合った金利タイプを慎重に選択することがこれまで以上に重要になっています。

後悔しない住宅ローン金利の選び方 5つのステップ

住宅ローンの金利タイプ選びは、数千万円単位の借入れの総返済額を大きく左右する重要な選択です。しかし、専門用語の多さや将来の金利動向の不確実性から、多くの方が悩んでしまいます。そこで、この章では専門知識がない方でも後悔しない金利タイプを選べるよう、具体的な5つのステップに分けて解説します。

ステップ1 あなたのライフプランと資金計画を明確にする

最初にすべきことは、あなた自身の将来を見つめ、具体的なライフプランとそれに伴う資金計画を立てることです。なぜなら、最適な金利タイプは家族構成の変化や収入・支出の増減によって大きく異なるからです。 例えば、「子供の教育費がピークになる10年間は返済額を確定させたい」「共働きで収入に余裕があるため、多少のリスクは許容できる」など、ご自身の状況を整理することが第一歩となります。

具体的には、結婚、出産、子供の進学、転職、親の介護といった将来のライフイベントを時系列で書き出し、それぞれの時期に必要な費用を予測した「ライフプラン表(キャッシュフロー表)」を作成することをおすすめします。これにより、将来の家計収支が可視化され、どの程度の返済額なら無理なく支払えるのか、客観的に判断する基準ができます。 金融機関やファイナンシャルプランナーが提供するシミュレーションツールを活用するのも良いでしょう。

ステップ2 金利上昇リスクへの許容度を把握する

次に、変動金利を選んだ場合に備え、ご自身の家計がどの程度の金利上昇まで耐えられるか(リスク許容度)を把握します。変動金利は当初の金利が低い魅力がありますが、将来金利が上昇すると返済額が増加するリスクを伴います。

リスク許容度を測る簡単な方法として、「ストレステスト」があります。これは、現在の変動金利に+1.0%、+1.5%といった上昇幅を仮定して、毎月の返済額がいくらになるかを試算する方法です。上昇後の返済額でも、家計に大きな支障が出ないか、貯蓄を取り崩さずに対応できるかを確認しましょう。もし少しの上昇でも生活が苦しくなるようであれば、変動金利のリスクは大きいと判断し、固定金利を中心に検討する必要があります。

ステップ3 固定と変動以外の選択肢も検討する

住宅ローンには、単純な「全期間固定金利」と「変動金利」以外にも、両方の特徴を併せ持った選択肢があります。視野を広げて、これらのプランがご自身のライフプランに合致しないか検討してみましょう。

固定金利期間選択型ローンの活用法

固定金利期間選択型とは、当初の一定期間(3年、5年、10年など)だけ金利が固定されるタイプのローンです。 このタイプは、「子供がまだ小さく、教育費がかからない今後10年間は返済額を安定させたい」といった特定の期間の家計を安定させたい方に適しています。 固定期間終了後は、その時点の金利で再度固定期間を設定するか、変動金利に変更するかを選択できます。 ただし、期間終了後の金利優遇幅が当初よりも縮小し、結果的に返済額が大幅に上昇する可能性がある点には注意が必要です。

固定金利と変動金利を組み合わせるミックスローンとは

ミックスローンとは、1つの住宅ローン契約の中で、固定金利と変動金利を組み合わせる方法です。 例えば、借入額3,000万円のうち、2,000万円を安定志向の固定金利、残りの1,000万円を低金利のメリットを享受できる変動金利にするといった設定が可能です。 これにより、変動金利100%よりも金利上昇リスクを抑えつつ、全期間固定金利100%よりも当初の返済額を低くできるという、両方のメリットを享受できる可能性があります。 金利変動のリスクを分散したいと考える方にとって、有力な選択肢の一つです。

ステップ4 主要銀行の金利タイプ別最新金利を比較する

ご自身の方向性が定まったら、次に複数の金融機関の最新金利を比較検討します。メガバンク、地方銀行、ネット銀行など、金融機関によって金利や手数料、付帯するサービス(特に団体信用生命保険の内容)は大きく異なります。表面的な金利の低さだけでなく、保証料や手数料を含めた「実質金利」や「総返済額」で比較することが重要です。

以下に主要な金融機関の金利タイプと特徴の例を挙げますので、比較検討の参考にしてください。

金融機関種別 特徴 代表的な金融機関の例
メガバンク 全国に店舗があり相談しやすい。住宅ローン商品の種類が豊富で、取引状況に応じた金利優遇がある場合も。 三菱UFJ銀行, 三井住友銀行, みずほ銀行
ネット銀行 実店舗を持たないため、人件費や店舗運営コストが抑えられ、比較的低金利な傾向がある。手続きがオンラインで完結する手軽さも魅力。 SBI新生銀行, auじぶん銀行, 住信SBIネット銀行
地方銀行 地域密着型で、地元の情報に強く、対面での手厚いサポートが期待できる。給与振込口座などに指定していると金利優遇を受けられることがある。 横浜銀行, 千葉銀行など

ステップ5 専門家や金融機関に相談する

最終的な判断に迷う場合や、自分だけで決めるのが不安な場合は、専門家や金融機関の担当者に相談しましょう。中立的な立場でアドバイスが欲しい場合はファイナンシャルプランナー(FP)が、特定の商品について詳しく知りたい場合は各金融機関のローンアドバイザーが相談相手となります。 相談する際は、ステップ1で作成したライフプラン表を持参すると、より具体的で的確なアドバイスを受けやすくなります。 複数の専門家や金融機関に相談し、多角的な意見を参考にすることで、より納得のいく決断ができるでしょう。

住宅ローンの固定金利と変動金利に関するよくある質問

住宅ローンの金利タイプを選ぶ際には、様々な疑問が浮かぶものです。ここでは、多くの方が気になる質問について、プロの視点から分かりやすくお答えします。

変動金利から固定金利への借り換えはできますか

はい、変動金利で契約した住宅ローンを、後から固定金利に変更することは可能です。 主な方法として、現在利用している金融機関内で金利タイプを変更する方法と、他の金融機関が提供する固定金利の住宅ローンに借り換える方法の2つがあります。

金利タイプを変更する場合、金融機関によっては手数料がかかるほか、改めて審査が必要になることがあります。一方、他の金融機関へ借り換える場合は、より条件の良いローンを選べる可能性がある一方で、登記費用や保証料といった諸費用が発生します。 いずれの場合も、金利が上昇し始めてから慌てて変更しようとすると、すでに固定金利が高くなっており、借り換えのメリットが薄れてしまう可能性があります。 将来の金利上昇が不安な場合は、早めに金融機関に相談し、シミュレーションを行うことが重要です。

金利タイプを選ぶ際に団信(団体信用生命保険)は関係ありますか

はい、金利タイプの選択と団信の保障内容は密接に関係しています。 団信は、ローン契約者に万が一のことがあった際にローン残高がゼロになる保険で、多くの金融機関で加入が必須となっています。

近年では、死亡・高度障害保障だけでなく、がんや3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)などに備える「特約付き団信」が充実しています。 これらの手厚い保障を付ける場合、住宅ローンの適用金利に年0.1%~0.3%程度上乗せされるのが一般的です。 例えば、元々の金利が低い変動金利は、金利を上乗せしても当初の返済額を抑えやすいというメリットがあります。一方で、返済計画が立てやすい固定金利は、保障にかかるコストも将来にわたって確定できる安心感があります。ご自身の健康への考え方やライフプランと照らし合わせ、金利タイプと団信の保障内容をセットで検討することが後悔しないためのポイントです。

繰り上げ返済を考えている場合どちらが有利ですか

繰り上げ返済は、元金を直接減らすことで総支払利息を圧縮できる非常に有効な手段です。どちらの金利タイプでもその効果はありますが、一般的には、金利が低い変動金利の方が繰り上げ返済のメリットをより大きく享受できると考えられています。

変動金利は適用金利が低いため、毎月の返済額に占める利息の割合が少なく、元金の減りが早いという特徴があります。金利が低い状態のうちに積極的に繰り上げ返済を行うことで、効率的に元金を減らし、将来の金利上昇リスクに備えることができます。 一方、固定金利は返済額が変わらないため、計画的に資金を貯めて繰り上げ返済を行いやすいというメリットがあります。 どちらのタイプがご自身の計画に合っているか、以下の表で比較検討してみてください。

金利タイプ 繰り上げ返済のメリット 繰り上げ返済のデメリット・注意点
変動金利 低金利のため元金の減少スピードが速く、利息軽減効果が高い。
将来の金利上昇リスクを軽減できる。
金利が上昇すると、繰り上げ返済をしても負担感が増す可能性がある。
手元の資金が減るため、急な金利上昇への対応力が弱まる場合がある。
固定金利 返済計画が安定しているため、計画的に繰り上げ返済資金を準備しやすい。
市場金利の動向を気にする必要がない。
もともとの金利が高めなため、変動金利ほどの利息軽減効果は感じにくい場合がある。

まとめ

本記事では、住宅ローンの固定金利と変動金利について、それぞれの特徴からメリット・デメリット、そして2024年最新の金利動向を踏まえた後悔しない選び方までを徹底的に解説しました。

結論として、どちらの金利タイプが一方的に「お得」ということはなく、あなたのライフプランや将来の金利変動に対するリスク許容度によって最適な選択は異なります。

将来の返済額を確定させ、教育費など今後の支出計画を安心して立てたい方や、金利上昇に不安を感じる方には「固定金利」がおすすめです。一方、現在の低金利の恩恵を最大限に受けたい方や、共働きなどで収入に余裕があり、将来の金利上昇にも対応できる資金力のある方、早期の繰り上げ返済を計画している方には「変動金利」が向いているでしょう。

重要なのは、ご自身の家計状況や将来設計と向き合い、「金利上昇リスクへの許容度」を明確にすることです。その上で、金融機関の提供するシミュレーションを活用したり、専門家に相談したりしながら、ご自身にとって最も納得のいく選択をすることが、後悔しない住宅ローン選びの鍵となります。この記事が、あなたの人生における大きな決断の一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

ユダハウスのスタッフが不定期で更新しています。
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